《結社の世界史》1.結衆・結社の日本史

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解説: 中世から現代にいたるまで、日本の人々はどのようなかたちの集団を形成してきたのか。座、講、社中、政社倶楽部など各時代における代表的な結衆・結社を取り上げ、それらの時代背景を視野に入れながら社会的結合のありようを多面的に考察する。
ISBN:
978-4-634-44410-2
シリーズ: 結社の世界史 1
著者: 福田アジオ  綾部恒雄 
刊行:
2006年7月
仕様: 四六判  ・  336ページ
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目次:
序章 日本史のなかの結衆・結社
第Ⅰ章 中世の社会結合
 1 さまざまな座
   座の位置/奉仕の座の成立/奉仕の座としての商工業座/
   被差別民の共同体組織/職種別結合の座の成立と独占/
   芸能の座/村人の座と商人の座/惣町の連合体/
   楽市・楽座政策
 2 一揆と一味同心
   結衆としての一揆/領主の一揆/民衆の一揆/土一揆の評価/
   一揆と「縁のネットワーク」
 3 門徒と道場
   門徒を擁護する知識/知識の支配と一揆/道場
第Ⅱ章 近世の人間関係と社会結合
 1 組合と仲間
   近世における組合・仲間/信濃国諏訪郡における組合村/
   馬喰と中馬/村を超えた同業者組合の成熟
 2 若者組と娘仲間
   若者組への認識/若者組理解の二方向/
   駿河の一村落における若者組/若者組・若者仲間そして娘仲間
 3 講と日待
   講の歴史的展開/結跏趺坐のミイラ/
   二つの由緒書と鹿留村梵行院講/「開山」の仕掛け/
   山の一大イベント/その後の御正体山/講のムラの「近代」
 4 寺子屋と筆子中
   近世の寺子屋の成立/寺子屋教育の発展と隆盛/
   筆子中と「筆子塚」
第Ⅲ章 近世文人とその結社
 1 社中・連中
   江戸のサロン/詩社あるいは和文の会/
   狂歌の連あるいは宝合の会/奇物珍籍あるいは奇事異聞の会/
   近世的サロンの頽落
 2 懐徳堂と適塾
   「町人の学校」懐徳堂/懐徳堂周辺の結社/緒方洪庵と除痘館/
   適塾
 3 家元制度
   家元制度をめぐって/芸能と家元/民衆文化と芸能/
   家元制度の成立/家元制度の特質/家元制度と近代化
 4 文人社会と料理文化
   結社と飲食/『豆腐百珍』と混沌詩社/文人と料理文化/
   文人と大酒大食の会
第Ⅳ章 転換期の結社
 1 草莽諸隊と新撰組
   幕末維新の結社/草莽諸隊/新撰組/志士的結集を超えるもの
 2 明六社
   学・術・文社中/「愚蒙」を啓く/「自立」への途/
   日本「近代」にみる集団と個
 3 自由民権と結社
   民権結社数とその潮流・機能/
   「時代の言葉」がみえる結社の名称/
   結社結合への思いと五日市民権運動の結社史/
   連鎖と共鳴から簇生した結社
 4 熊本バンド
   日本プロテスタント史の三大源流/「熊本バ