《世界史リブレット人》 049.マキァヴェッリ 激動の転換期を生きぬく

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: フィレンツェ共和国の外交官だったマキァヴェッリは、冗談好きの愉快な人物であったが時代を見抜く目を持っていた。政治と徳を切り離して冷徹に現実を見る目こそ、中世から近世への激動の時代には必要だったのである。
ISBN:
978-4-634-35049-6
シリーズ: 世界史リブレット人 49
著者: 北田葉子 
刊行:
2015年2月
仕様: A5変型判  ・  88ページ
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目次:
マキャヴェッリの虚像と実像

1.マキャヴェッリにおける伝統と革新

2.書記官マキャヴェッリ

3.共和政と君主政

4.歴史をみる目

5.近世の国家へ  
メッセージ・あとがき:
マキャヴェッリは,一般には目的のためには手段を選ばない権謀術策主義で悪名高い。一方,学問の世界では,彼の思想は重視され,その研究は膨大な数に上る。しかし彼の思想を中心に置くのではなく,彼の生きた時代に重心を置いて彼をみた研究は多くない。本書はマキャヴェッリの人生と著作をとおし,中世から近世への転換期をみようとする試みである。そこには知の巨人としてではなく,時代に翻弄された一人の人間としてのマキャヴェッリがあらわれるだろう。