《世界史リブレット人》 042.鄭成功 南海を支配した一族

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 明朝に最後まで忠義を尽くした鄭成功とその父鄭芝龍の活動を、17世紀激動の東アジア全体の歴史とともに紹介し、さらにその後の台湾における鄭氏一族の活躍と清朝への降伏を描く。
ISBN:
978-4-634-35042-7
シリーズ: 世界史リブレット人 42
著者: 奈良修一 
刊行:
2016年8月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
南海を支配した一族
1 明代の状況
2 鄭芝龍の登場
3 鄭成功の生涯
4 鄭成功死後の台湾
5 鄭成功の評価  
メッセージ:
17世紀は、世界的に海外貿易がさかんになった時代である。ヨーロッパでは大航海時代のスペイン・ポルトガルに代わりイギリス・オランダが勢力を伸ばしてきた。東アジアにおいても日本や明の商人が活躍した。なかでも鄭芝龍・鄭成功父子は最大の勢力を誇り、この地域の貿易をリードした。とくに息子の鄭成功は、最後まで明朝に忠義をつくし、オランダ東インド会社を台湾から追い出したことで有名である。彼の死後、息子鄭経も父の遺志を引き継ぎ、清朝に対して矛をおさめず、さらに台湾の開発に寄与した。本書は、この鄭氏一族の歴史を概観したものである。