《世界史リブレット人》 031.ウルバヌス2世と十字軍 教会と平和と聖戦と

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 中世ヨーロッパに連綿と続く教皇と皇帝の権力闘争のなかで、教皇としてハインリヒ4世との葛藤に奮闘する一方で、地中海・ビザンツ・東方地域の諸情勢を背景に十字軍を提唱するにいたった経緯を追う。
ISBN:
978-4-634-35031-1
シリーズ: 世界史リブレット人 31
著者: 池谷文夫 
刊行:
2014年8月
仕様: A5変型判  ・  104ページ
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目次:
ウルバヌス二世とは何者だったのか

1.皇帝と教皇の葛藤

2.ウルバヌスの巻き返し

3.「神の平和」運動の展開

4.十字軍の勧説と出発

5.聖地へ  
メッセージ・あとがき:
改革教皇権がめざす「この世のあるべき秩序」の樹立は,教皇・カトリック教会が主導権を握る闘いとなった。分裂し権力闘争に揺らぐ西ヨーロッパ世界において,叙任権闘争の一方で推奨されたのが「平和」の確立であり,成長期を迎えた社会と人々のエネルギーの放出先を,スペイン・南イタリアでの失地回復を踏まえて東方世界とする企てが「十字軍」を生んだ。一連の過程の主導者教皇ウルバヌス2世の動向と,生起した第1回十字軍の推移をみよう。