《世界史リブレット人》 028.イブン・ジュバイルとイブン・バットゥータ イスラーム世界の交通と旅

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 13、14世紀のイスラーム世界を往来した旅人たちの記録のなかでも、傑出した評価をもつイブン・ジュバイルとイブン・バットゥータが残した旅行記をもとに、人を異教の旅に奮い立たせたものは何か、旅を可能にしたイスラームのネットワークとは何であったかを明らかにする。
ISBN:
978-4-634-35028-1
シリーズ: 世界史リブレット人 28
著者: 家島彦一 
刊行:
2013年12月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
イブン・ジュバイルとイブン・バットゥータの重要さ

1.イスラームにおける多様な旅の動機と目的

2.巡礼の旅を可能にした「交通」の条件

3.巡礼紀行文学(リフラ)の発達

4.旅人が投射した視線

 
メッセージ・あとがき:
メッカ巡礼(ハッジ)はムスリムの宗教的義務ではあるが,聖地メッカから遠く離れた西アフリカや東南アジアを出発点として旅は一生をかけた命がけの旅であった。本書では,イスラーム世界を往来した多くの旅人たちの記録のなかでも,傑出した評価をもつイブン・ジュバイルとイブン・バットゥータが残した旅行記をもとに,人を異郷との興隆に奮い立たせたものはなにか,旅を可能にしたイスラーム・ネットワークとはなにかを究めつつ,この二人の旅行を考えてみたい。