《世界史リブレット》 119.近代都市とアソシエイション

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 匿名的で流動的な都市のなかで,人びとはどのように結びつき,生活していたのか。都市化の進んだ19世紀末イギリス社会の変化を,労働者が余暇生活の場として求めた労働者クラブをとおして考える。
ISBN:
978-4-634-34957-5
シリーズ: 世界史リブレット 119
著者: 小関隆 
刊行:
2008年12月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
労働者クラブから都市をみる
1.余暇の文化
2.労働者のクラブ・ライフ
3.労働者クラブと都市の政治
4.都市生活における「アソシエイション文化」
5.「アソシエイション文化」から考える  
メッセージ・あとがき:
厄介なしがらみからは自由でありたい,しかし,人との結びつき=共同性なしで生きるのはやはり難しい。
19世紀末のイギリス,都市に暮らす労働者たちは,生きるために不可欠な共同性をなによりもアソシエイションに求めた。
多種多様なアソシエイションで遊び,学び,助けあい,時には戦うことをつうじて,匿名的にして流動的な都市のなかで彼らの居場所が見出されていった。
近代都市で開花し,近代都市を支えた「アソシエイション文化」の歴史的経験は,私たちにどんなヒントを与えてくれるのだろうか?