《世界史リブレット》 111.ムガル帝国時代のインド社会

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: インド史上最大のイスラーム国家ムガル帝国。圧倒的大部分がヒンドゥーである一般民衆を,この帝国はどのように支配していったのか。ムガル帝国を考えるうえで鍵となる「伝統の受容」「宗教の共存」を,その歴史・社会・文化のなかで具体的に紹介する。
ISBN:
978-4-634-34949-0
シリーズ: 世界史リブレット 111
著者: 小名康之 
刊行:
2008年8月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
インド世界の形成
1.中世世界からムガル帝国の確立まで
2.ムガル帝国の支配機構
3.ムガル時代の経済発展と首都建設
4.ムガル時代の社会と文化
5.ムガル帝国の衰退  
メッセージ・あとがき:
インドは近年経済的に発展し,デリーなどの大都会は激しく変動している。
人びとの暮らしも意識も,これまでとは大きく変っていくであろう。
しかし,一方でインドの伝統的社会は依然として変わらない部分も多い。
現代の北インドの伝統的社会の多くはムガル時代から続くものである。
ムガル時代の社会の特色をイスラームでくくってしまうことはあまりに単純にすぎる。
ムスリム,ヒンドゥーの支配層がムスリムやヒンドゥーの民衆を治め,矛盾せず共存していたことがこの時代の特徴である。ムガル時代の歴史をよく知ることで,こんにちのインド社会がさらに理解できるようになるであろう。