《世界史リブレット》 087.中国史のなかの家族

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 国家権力を背景として家族制度を成立・維持させてきた中国。先史から後漢時代における家族の特徴を,居住・婚姻・経済という3つの単位でとらえ,その3者が居住単位としての家族へと合一していく変容過程をたどることにより,その後につながる家族のあり方を考える。
ISBN:
978-4-634-34870-7
シリーズ: 世界史リブレット 87
著者: 飯尾秀幸 
刊行:
2008年2月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
歴史学は家族をどうとらえるか
1.婚姻単位としての家族
2.婚姻単位としての家族の変容
3.経済単位としての家族
4.中国古代における家族の成立  
メッセージ・あとがき:
近代社会は,人類史に未曾有の変革を与えた。
個人主義は私たちの日常にも定着し,それは民主主義の基礎ともなった。その一方で集団の結合意識はしだいに希薄となり,グローバル化という喧騒のなか,さしもの日本型経営の会社組織の団結力も弱まった。
家族はその最後に残された集団結合の場なのかも知れない。
しかしその家族の団結も危うい。
家族はどう変わろうとしているのか。
中国の家族の成立過程をみることで,家族の行く末を考える一助としたい。