《世界史リブレット》 085.イスラーム農書の世界

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 中東イスラーム世界では,中国や日本よりも多くの種類の農書が書かれた。それらは,地域の事情にあわせた栽培法,乾燥地農業のあり方,塩害などの対応法,そして都市と周辺世界の食糧生産の状況を,よく伝えてくれる。イスラーム思想に根ざした農書の世界から,風土と生活をかいまみよう。
ISBN:
978-4-634-34850-9
シリーズ: 世界史リブレット 85
著者: 清水宏祐 
刊行:
2007年12月
仕様: A5変型判  ・  88ページ
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目次:
文字文化・非文字文化と農書
1.農書の成り立ち
2.農書を読む
3.乾燥地と乾燥地農業
4.農書から広がる世界
5.農書写本の世界
 
メッセージ・あとがき:
中東イスラーム世界では,中国や日本よりも多くの種類の農書が書かれた。
土壌の選定からはじまり,地域の事情にあわせて,穀物,野菜,果樹,ハーブなどの栽培法が詳細に書かれた農書は,乾燥地の農業のあり方,塩害などの環境変化への対応法,都市と周辺世界の食糧生産の状況を,われわれによく伝えてくれる。
農書や農書の写本をつうじて,事件史とは違う,ゆっくりと変化する歴史の姿をみなおしてみよう。