《世界史リブレット》 082.近代医学の光と影

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 19世紀以降発展した近代医学と,自然治療やホメオパシーが共存するドイツを例に,多様な価値観をもつヨーロッパ近代の重層性を明らかにする。
ISBN:
978-4-634-34820-2
シリーズ: 世界史リブレット 82
著者: 服部伸 
刊行:
2004年8月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
近代医学とオルタナティブ医療
1.近代医学の発展
2.医業の専門職化
3.二つのオルタナティブ医療
4.民間人によるオルタナティブ医療運動  
メッセージ・あとがき:
ヨーロッパで生まれた科学的な医学は,それまで治療不可能とされていたさまざまな疾病にたいする有効な対応策を提示した。
その効力はヨーロッパ社会だけではなく,世界中で認められ,受容されていった。その近代医学をわれわれは西洋医学と呼んできた。
しかし,欧米社会では科学的な医学に批判的な,さまざまなオルタナティブ医療も人々のあいだで根強い人気を獲得してきた。
本書では,近代医学の展開とオルタナティブ医療信奉者の活動をあわせてみてゆくことによって,ヨーロッパに併存する多様な価値観に光をあててゆく。