《世界史リブレット》 070.中央アジアのイスラーム

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: アラビア半島に生まれたイスラームの教えは,8~9世紀にかけてアッバース朝支配下の中央アジアに急速に広がり,さまざまな宗派を生み出した。イスラームの学問はアラブの地よりも,むしろ中央アジアを舞台に発展したといえる。とくにスーフィズムは聖者崇拝をともないながら,イスラームの発展に寄与し現在にいたっている。こうした中央アジアのイスラームの歴史を体系的に紹介する。
ISBN:
978-4-634-34700-7
シリーズ: 世界史リブレット 70
著者: 濱田正美 
刊行:
2008年2月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
ナイポールの謬論
1.イスラーム信仰の定式化
2.イスラームの伝播
3.スーフィズム
4.モンゴルの侵入とそれ以後  
メッセージ・あとがき:
この小さな書物は,中央アジアの人びとによるイスラームの信仰の受容とその後の展開を,他のイスラーム地域との関わりを視野にいれ,かつ政治的・社会的な背景とも関連づけつつたどろうとするものである。
そこでは,この地のムスリムたちが,一方的に既成の信仰を受け入れたわけではなく,その確立と新たな展開に多くの寄与をおこなったことが示されるであろう。