《世界史リブレット》 069.現代イスラーム思想の源流

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 理念と現実,イスラームと西洋近代文明がせめぎあうなかで,「真のイスラーム」の実現のためにさまざまな主張が生まれた。現代において錯綜・競合するその思想の源流と歴史をたどる。
ISBN:
978-4-634-34690-1
シリーズ: 世界史リブレット 69
著者: 飯塚正人 
刊行:
2008年4月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
百家争鳴の近現代イスラーム思想
1.イスラーム思想史の伝統
2.初期イスラームの回復を求めて
3.西洋近代文明への対応
4.激動と混迷の二十世紀
 
メッセージ・あとがき:
現代イスラームの思想は,驚くほどに多様である。
個々のテーマにかかわる主張の違いに着目すれば,イスラーム教徒は今日,分裂状態にあるといっても過言ではない。
もはやイスラームが何を命じ,何を禁じていつのかさえ,かならずしも明らかではなくなってしまった時代がイスラームの現代なのだ。
本書ではそのような多様な主張が錯綜・競合する現代イスラーム思想の源流を,イスラーム思想史の伝統,また西洋近代文明への対応をめぐる19世紀以降の思想家の営みのなかに探っていく。