《世界史リブレット》 065.太平天国にみる異文化受容

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 夢体験からキリスト教を受容した洪秀全の教えが客家移民に受容されながら発展し,太平天国の運動として歴史に刻まれる過程を明らかにする。
ISBN:
978-4-634-34650-5
シリーズ: 世界史リブレット 65
著者: 菊池秀明 
刊行:
2003年6月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
太平天国運動と近代日本
1.洪秀全のキリスト教受容と中国伝統文化
2.拝上帝会の創立・発展と中国民衆文化
3.太平天国とヨーロッパ  
メッセージ・あとがき:
差別のなかで病に倒れ,「自分はエホバから使命を受けた」と確信した洪秀全,そして「彼こそは天下万国の真の主」だとお告げをくだしたシャーマンたち。
下層民衆を中心に,ヨーロッパ世界の精神的背景と向かいあった太平天国の異文化受容は,日本の近代とはまったく異なる「アジアの近代」を開示している。
それは現在なお宗教,民族の違いによる対立と抗争に苦しむ私たちに,異文化を理解することの重要性と難しさを教えてくれるに違いない。