《世界史リブレット》 060.サハラが結ぶ南北交流

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 10世紀からサハラ砂漠で始まった黄金・塩・奴隷をめぐる南北交易の実体を明らかにするとともに,現代でも根強い「黒人」への偏見との連続性を探る。
ISBN:
978-4-634-34600-0
シリーズ: 世界史リブレット 60
著者: 私市正年 
刊行:
2004年6月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
サハラの南と北
1.塩金交易の時代
2.スペインとつながったサハラ交易
3.サハラ交易の繁栄と富豪商家の出現
4.黒人王国とヨーロッパ商人
5.新時代の到来と奴隷交易  
メッセージ・あとがき:
今日,サハラ砂漠の北にはアラブ系の人びとが,南側には黒人系の人びとが住んでいる。
二つの世界が定期的な交易活動を開始した10世紀ころから,アラブ人たちは黒人たちに関する情報を記述するようになった。
しかし,観察し,記述した「北」による「南」に対する認識は,過去の歴史をこえて,現代に生きる私たちに「負の遺産」として伝えられている。
本書ではサハラの南北交流史をたどりながら,この「負の遺産」の成り立ちを検証する。