《世界史リブレット》 057.歴史意識の芽生えと歴史記述の始まり

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 記憶を残すことへの執着は決して人類に共通な普遍的現象ではない。民族による「時」に対する意識の相違を考察し,歴史記述の発生の過程を追う。
ISBN:
978-4-634-34570-6
シリーズ: 世界史リブレット 57
著者: 蔀勇造 
刊行:
2004年1月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
記憶と歴史
1.「歴史」と時間意識
2.メソポタミアとエジプト
3.イスラエルとギリシア
4.中国人の歴史意識
 
メッセージ・あとがき:
われわれはなぜ過去を知りたがるのだろう。
それも自分自身の生い立ちや「家」のルーツに止まらず,日本という国や、さらには訪れたこともない他国の歴史についてまで。
このような過去にたいする関心の高さや記録保存への執着心は,決して人類に共通の普遍的な現象ではない。
本書では,このような現象は歴史上いつごろから認められるのか,過去についての集団的記憶はどのように形成され受け継がれていくのか,またこの記憶の歴史的・社会的な意義・機能はなにか,といった点について史実に即しつつ検討する。