《世界史リブレット》 050.歴史としての核時代

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 核開発が拡散し,未来が不透明になりつつある今日,あらためて第二次世界大戦後の核軍備拡大競争の開始された時代をふりかえり,そのたどった道を検討する。
ISBN:
978-4-634-34500-3
シリーズ: 世界史リブレット 50
著者: 紀平英作 
刊行:
1998年1月
仕様: 112ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
バートランド・ラッセルの警告
1.核兵器開発か,原子力の平和利用か
2.原子力開発国際管理構想
3.国際管理構想の挫折
4.核競争の開始  
メッセージ・あとがき:
核軍備の拡大競争が開始された第二次世界大戦後の数年間が,この書物のあつかう時代である。
そのとき,核軍拡競争をできればさけたいと願い行動した人びとがいた。
しかし,歴史は彼らの期待にそわなかった。
実際の歴史がたどった道は,こころよいものではなかった。
ただ,どれほどに不合理であったとしても,核競争が始まった時代の歴史を確かめなければ,われわれ自身の今日も展望できないであろう。
ますます核開発が拡散し,未来が不透明になりつつある今日の核時代を考える,ひとつの糧になればと願っている。