《世界史リブレット》 040.帝国主義と世界の一体化

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 植民地獲得競走に重点をおいて語られてきた帝国主義を社会システムのレベルでとらえ,労働力や情報の移動による世界の一体化の意義を考える。
ISBN:
978-4-634-34400-6
シリーズ: 世界史リブレット 40
著者: 木谷勤 
刊行:
1997年8月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
帝国主義とはなにか
1.多彩な帝国主義理論
2.パラダイムの転換
3.グローバリゼーション
4.労働力の大移動
5.支配・差別・排除
6.ヨーロッパの分裂と「周辺」民族主義のめざめ  
メッセージ・あとがき:
帝国主義とはなにか。
かつてそれは19世紀末から20世紀前半の植民地獲得競争やそれをめぐる世界戦争をさした。
今われわれはそれを17世紀から今日まで続く資本主義の「世界システム」の中で見直そうとする。
かつて帝国主義といえば資本輸出や独占資本主義を思いうかべた。
われわれはむしろ人や物の移動による世界の一体化,それに伴うナショナリズムや人種差別によって広がった民族間の対立,人の心の亀裂の深さに注目する。