《世界史リブレット》 037.イスラーム世界の危機と改革

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 近代西欧文化と対峙することとなった18世紀末のイスラーム世界。今日のイスラームの復興の要因を,近代の民族主義と改革運動に探る。
ISBN:
978-4-634-34370-2
シリーズ: 世界史リブレット 37
著者: 加藤博 
刊行:
1997年3月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
世界をゆるがすイスラーム勢力
1.イスラーム世界の統一性と多様性
2.西欧との出会いとその対応
3.イスラーム世界における民族主義の台頭
4.イスラーム世界の変容  
メッセージ・あとがき:
現在,イスラーム世界では多くの宗教,民族紛争が発生しているが,その原因を何百年にもわたる宗教,民族対立に求める解説がいまだにあとを絶たない。
しかし,それは紛争の現象面,宣伝文句にまどわされたものであり,実際には,これら紛争は,直接の原因を近代史の展開のなかにもつ,きわめて現代的な問題なのである。
本書は,イスラーム世界の紛争の原因を,近代におけるイスラーム教徒の世界観と現実の国際政治,経済の展開とのあいだの齟齬の歴史のなかに追究する。