《世界史リブレット》 035.国民国家とナショナリズム

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 国民国家の終焉が論じられる今日,ドイツ・フランス・イギリスを例として,「フィクションとしての国家」と「現実として国家」を考える。
ISBN:
978-4-634-34350-4
シリーズ: 世界史リブレット 35
著者: 谷川稔 
刊行:
1999年10月
仕様: A5変型判  ・  88ページ
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目次:
スポーツのなかの国家と国民意識
1.十九世紀ヨーロッパの国民国家形成
2.国民統合の苦闘
3.国民統合モデルと国民国家論をめぐって
 
メッセージ・あとがき:
私たちは今,国境をたやすく超える時代に生きているように思える瞬間がある。
インターネット,ヨーロッパ連合,多国籍化した企業やスポーツ‥‥‥。
だが他方で,血で血を洗う民族紛争や宗教対立がいっこうに跡を絶たない。
それに国家エゴをむき出しにした,果てしない軍拡競争。
国民国家やナショナリズムは近代の産物であり「想像の共同体」にすぎないという説もあるが、はたしてそんな単純なものだろうか。
近代国民国家形成のあしどりを,今一度歴史にさかのぼって考え直してみたい。