《世界史リブレット》 016.イスラームの都市世界

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: イスラームの都市は宗教によってのみ一体性を保っていたのではない。その形態から社会のしくみまで,アラブ世界の全体的輪郭を描く。
ISBN:
978-4-634-34160-9
シリーズ: 世界史リブレット 16
著者: 三浦徹 
刊行:
1997年2月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
都市とイスラーム
1.都市の成りたち
2.都市の空間
3.住民と暮し
4.政治権力と社会的ネットワーク
5.人びとの秩序  
メッセージ・あとがき:
中東・イスラーム世界の都市を空からみると,密集した住宅や店舗が,巨大な生き物の細胞のようにみえる。
表通りの雑踏を抜け,ジグザグの小路から,家の中庭にはいると,噴水の周りを緑の木々が囲み,砂漠の中のオアシスを思わせる。
都市に生きる人々は,血縁,地縁,宗教,職業などのさまざまな回路を通じて,人的なネットワークを築いた。
都市の内外に張り巡らされた「個のきずな」こそ,人々の生活のよりどころであり,都市の経済や秩序を動かす力となっていた。