《世界史リブレット》 009.科挙と官僚制

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 果たして“科挙”は公平な官史登用試験だったのか。エリート官僚たちの生活を探ることにより,伝統的中国の社会システムを描き出す。
ISBN:
978-4-634-34090-9
シリーズ: 世界史リブレット 9
著者: 平田茂樹 
刊行:
1997年2月
仕様: A5変型判  ・  88ページ
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目次:
科挙と中国社会
1.科挙を理解するための視点
2.エリートへの登竜門
3.官僚昇進の仕組み
4.皇帝と官僚
5.科挙合格のもたらしたもの
6.科挙の虚構と真実  
メッセージ・あとがき:
伝統中国社会において科挙とはいかなる存在であっただろうか。
公平かつ客観的な試験であり,だれにでも社会的成功をかちとることができる。
そんなイメージが科挙にはつきまとっている。
これは試験制度という視点からとらえた虚像にすぎない。
科挙を,中国の政治・社会・文化構造のなかに置き直してみるとき,科挙の果たした真実がはじめて明らかになるのである。