《世界史リブレット》 007.東アジア文化圏の形成

価格
802円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 隋唐帝国の時代に中国を中心に形成された東アジア文化圏。朝貢体制を軸に,東は朝鮮・日本,西は中央アジアに及ぶ文化圏の構造を解明する。
ISBN:
978-4-634-34070-1
シリーズ: 世界史リブレット 7
著者: 李成市 
刊行:
2000年3月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
自明ではない「東アジア」の歴史と文化
1.世界としての東アジア文化圏
2.東アジア世界諭の有効性
3.漢字文化の伝播と受容
4.中国文化の需要と定着  
メッセージ・あとがき:
朝鮮半島,日本列島,インドシナ半島のヴェトナム地域は,かつてコミュニケーションの手段としての漢字を共有し,それを媒介にして儒教,漢訳仏教,律令といった中国に起源する文化を受容した。
中国を含めたこの地域を東アジア文化圏と規定し,そこに自己完結的な世界を構想する。
これが東アジア世界論であり,この世界を秩序づけた固有の政治システムを冊封体制と呼ぶ。戦後日本の学界に多大な影響をおよぼしつづけてきた,この壮大な仮説の成り立ちにまで遡って,東アジア文化圏の形成を再検討してみたい。