日本史のなかの宮城県

価格
1,980円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 身近な史跡・文化財を通して、宮城県の歴史と文化を読み直す。里浜の縄文人、律令国家と多賀城、歴史を紡ぐ名所・松島、花開く伊達文化、世界農業遺産・大崎耕土、化石の宝庫・南三陸町など、独自の風土や多彩な文化を知る。
ISBN:
978-4-634-24905-9
著者: 関口重樹編・著  籠橋俊光  車田敦  齋藤和機  酒井昌一郎  菅原弘樹  水野沙織  山口貴久  吉野武 
刊行:
2024年8月
仕様: B6変  ・  192ページ
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目次:
宮城県の関連略年表
はじめに-宮城県の風土と人間

口絵 文化財で見る 日本史のなかの宮城県
・震災の復興調査によって明らかになった古代壁画 合戦原遺跡
・古代律令国家による東北支配の政治的・軍事的拠点 多賀城跡
・紀伊熊野を縮小再現した「写し霊場」 名取熊野三山
・伊達政宗の海外志向を示す貴重な資料 慶長遣欧使節関係資料
・歴史を紡ぐ松島は 今も人々を惹きつける
・明治新政府は国土開発の夢をみるか 野蒜築港関連遺構群
・時代を超えた建物が織りなす風情ある街並み 登米市登米町寺池
・発掘される太古の歴史 南三陸町は化石の宝庫

宮城県の歴史講義  
1章[原始①]森と海、人の営み
   宮城県の史跡・文化財を知る① 富沢遺跡/里浜貝塚ほか
2章[原始②]「ムラ」から「クニ」へ
   宮城県の史跡・文化財を知る② 入の沢遺跡/雷神山古墳ほか
3章[古代①]陸奥国の始まり
   宮城県の史跡・文化財を知る③ 仙台郡山官衙遺跡群/名生館官衙遺跡ほか
4章[古代②]多賀城と律令国家
   宮城県の史跡・文化財を知る④ 陸奥国分寺跡/黄金山産金遺跡ほか
5章[中世]祈りのかたちにみる中世
   宮城県の史跡・文化財を知る⑤ 真福寺安国上人坐像/天王寺如意輪観音半跏像・四天王像ほか
6章[戦国]伊達政宗と仙台開府
   宮城県の史跡・文化財を知る⑥ 金山城跡/白石城跡ほか
7章[近世①]伊達文化の確立と広まり
   宮城県の史跡・文化財を知る⑦ 大崎八幡宮/鹽竈神社ほか
8章[近世②]行き交う人と物
   宮城県の史跡・文化財を知る⑧ 仙台藩花山村寒湯番所跡/村田町村田ほか
9章[近代①]幕末・明治の動乱と宮城県の誕生
   宮城県の史跡・文化財を知る⑨ 金成ハリストス正教会聖堂/旧歩兵第四連隊兵舎ほか
10章[近代②]インフラの整備と産業の発展
   宮城県の史跡・文化財を知る⑩ 青下水源地/旧くりはら田園鉄道客車庫ほか
11章[農業史]知恵と努力で築いた耕土
   宮城県の史跡・文化財を知る⑪ 内川灌漑施設/蕪栗沼・周辺水田ほか
12章[災害史]宮城県と災害
   宮城県の史跡・文化財を知る⑫ 男山本店店舗/荒砥沢ダムの上流崩壊地ほか  
コラム もっと知りたい!深掘り宮城県
①古代武器「弩」は実在した!-弩機/伊治城跡出土
②時代によって評価が変わった、林子平
③日本の近代化を支えた石-粘板岩
④「ササニシキ」の誕生と後継品種「ささ結」

宮城県エリア別史跡・文化財マップ
県央エリア/県南エリア/県北エリア/三陸沿岸エリア

〈資料編〉
県内のおもな祭礼・行事
国・郡の変遷/宮城県の成立過程
主要参考文献
執筆者紹介