《物語の舞台を歩く》10.義経記

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解説: 英雄的で,悲劇的な源義経の生涯を描いた『義経記』の舞台を実際に訪れるために役立つ歴史散策の本。記述に沿って話を展開し,本文に関わる寺社・遺物・遺跡など,舞台となった地を実際に歩いて紹介する。物語を読みながら,誌上散歩も楽しめる。
ISBN:
978-4-634-22500-8
シリーズ: 物語の舞台を歩く 10
著者: 五味文彦 
刊行:
2005年7月
仕様: 四六判  ・  192ページ
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目次:
1章 義経の成長の場を訪ねて
 1.義経の生き方の原点を探る
   三条殿/六波羅/七条朱雀
 2.童としての活躍のころを追って
   鞍馬寺/僧正が谷/貴船社
 3.義経を支える人の場を訪ね
   四条室町/三条町/粟田口
2章 奥州下りの道をゆく
 1.東国への旅路を探ってゆこう
   鏡宿/青墓宿/熱田
 2.さまざまな出会いの旅
   阿野/下河辺庄の陵の館/板鼻宿
 3.奥の大道をゆく
   阿津賀志山/栗原寺/達谷窟
3章 鬼一法眼と弁慶
 1.鬼一法眼の物語の場を歩く
   一条堀河/北白河/五条天神
 2.武蔵坊弁慶の成長の地をゆく
   熊野本宮/熊野参詣路/切部王子/比叡山西塔
 3.観音信仰の寺
   書写山/清水寺/五条大橋
4章 頼朝との対決
 1.頼朝との出会い
   隅田渡と石浜/浮島原/黄瀬川宿
 2.頼朝との対決の場
   腰越/大倉御所/六条堀川/大物浦
 3.大和の南の山地をさまよって
   宇陀の郡/蔵王権現/吉野中院谷
 4.鎌倉に連れてこられて
   由比浜/勝長寿院/鶴岡八幡宮
5章 北陸落の道すがら
 1.再び京を落ちゆく旅
   神泉苑/一条今出川/大津
 2.難関をすりぬける
   愛発関/平泉寺/金津
 3.北陸道の海岸に沿って
   富樫の宿/如意渡/直江津
6章 義経・弁慶最期の地をゆく
 1.出羽から陸奥へ
   念珠関/田川の館/亀割山
 2.平泉の館の世界を歩く
   平泉館/無量光院/中尊寺/金色堂
 3.義経と弁慶の最期
   高館/衣川館/弁慶石町  
メッセージ・あとがき:
『義経記』の魅力を,華やかな若武者から落魄の逃亡者へと歩んだ義経の足取りをたどることによって明らかにしました。
義経の生まれ育った京の地に始まり,奥州衣川で亡くなった弁慶の立ち往生の石にいたるまで、各地を訪ねるなか,それぞれの場がどうして登場したのか,何の意味を持っていたのかを考えてみました。
これは伝説の義経,芸能の義経であって,そこからは室町時代のイメージ光景がまざまざと浮かび上がってくるでしょう。