ゾルゲ工作と日独ソ関係 資料で読む第二次世界大戦前史

予価
2,420円 (税込)
在庫: 未刊
解説: ソ連崩壊後の情報公開により、資料の公開が進むなか、ゾルゲ関連の資料も近年、新たに公開されてきている。
そこで、ロシア政治史の第一人者である著者が、日本人女性とのロマンス的な視点で描かれることが多いゾルゲについて、ソ連の政治史・軍事史、対日関係の動向とゾルゲの活動を結びつける。今注目の日ソ関係史のさらなる理解とともに、現代の日ロ関係を読み解く糸口を探る。

※2024/9/30新刊配本予定
ISBN:
978-4-634-15250-2
著者: 富田武 
刊行予定:
2024年9月 下旬
仕様: 四六  ・  予288ページ
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目次:
序言 本書の研究史上の意義 
1章 満洲事変と日ソ関係
 1 五ヵ年計画とソ連の情勢認識
 2 日本軍部の対ソ政策
 3 ソ連の軍備強化・近代化
2章 ヒトラー政権と日独協力の実現
 1 集団安保外交と人民戦線
 2 スペイン戦争への独ソ介入
 3日独防共協定へ
3章 日ソ間諜報戦と赤軍粛清
 1 満洲における諜報戦
 2 ゾルゲ諜報団の活動
 3 ソ連軍首脳部の粛清
4章 独ソ開戦・日本北進をめぐる攻防
 1 張鼓峰・ノモンハン戦争
 2 独ソ不可侵条約と三国同盟Ⅳ まだ解かれていない杉原千畝の謎
 3 日本の南進決定と諜報団壊滅
結語
あとがき