みんなで楽しむ eスポーツ 多様性とICTの時代に即した新しいスポーツの可能性

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1,980円 (税込)
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解説: 近年、急速に注目度を増してきているeスポーツ。巨大産業としてビジネス界で注目されているだけでなく、地方創生や多様性に配慮した社会福祉としての側面から、自治体や教育現場でも試行錯誤が始まっている。
しかし一方で「スポーツ」に対する従来のイメージから、日本においてはeスポーツに対する否定的な意見や不安の声も根強く残っている状況もある。
改めて今、スポーツとは何か?遊びとは何か?といった根本的な問いについて、向き合って考えていく意義は大きいと言える。
また、日本でeスポーツが隆盛していくためにはどのようなことが必要なのか、eスポーツの普及によって社会にはどのようなメリットがあるのかなど、スポーツ人類学、スポーツ教育学、スポーツ政策学の大学教員がそれぞれの立場からスポーツおよびeスポーツの様々な側面に焦点を当てながら考える。
ISBN:
978-4-634-15184-0
著者: 田簑健太郎 
刊行:
2021年8月
仕様: 四六  ・  160ページ
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目次:
はじめに                            

第1章 eスポーツの概要と現状                 
 第1節 eスポーツの概要                   
 第2節 eスポーツ業界の現状                 
 第3節 どのようなゲームが競技として採用されているのか    
 第4節 海外の状況と日本の状況のギャップ           
 第5節 プロスポーツ、アマチュアスポーツそれぞれの楽しみ方  

(コラム1)~eスポーツを使った地方創生~           

第2章 コンピューターゲームによる競技はスポーツなのか?    
 第1節 コンピューターゲームの歴史              
 第2節 競技会の開催とプロゲーマーの出現           
 第3節 「スポーツ」の概念と「eスポーツ」          
 第4節 ゲームからスポーツとしての「eスポーツ」へ      
 第5節 eスポーツの可能性と課題               

(コラム2)~eスポーツの歴史~                

第3章 eスポーツに教育的効果はあるか?            
 第1節 教科体育の教育的効果とeスポーツの関係        
 第2節 体育科・保健体育科の実情とeスポーツの教育的効果   
 第3節 子どもたちのeスポーツに関する実態          
 第4節 eスポーツに関する教育学的展望            
 第5節 eスポーツを学校教育で発展させるために        
 第6節 教育学の視点から見たeスポーツ            

(コラム3)~eスポーツによる教育効果~ 

第4章 eスポーツの普及のために必要な施策とは 
 第1節 「ヒト」は誰が管理するのか 
 第2節 「モノ」の視点からeスポーツを考える 
 第3節 誰が「カネ」を出すのか 
 第4節 究極のスポーツ「eスポーツ」
 第5節 保護者の理解をどのように獲得するか 

(コラム4)~eスポーツに関する政策~