やさしい信仰史 神と仏の古典文学
価格: |
1,760円 (税込)
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解説: | 仕事や恋に悩み、死を恐れる。人が神仏にすがりたいと思う気持ちは、いまも昔も変わらない。古代、中世の人びとの信仰のかたちを古典文学から読み取り、この国に根付くゆるやかな信仰の歴史をひもとく。 |
ISBN: | 978-4-634-15067-6 |
著者: | |
刊行: |
2014年9月
|
仕様: | 四六判 ・ 280ページ |
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目次:
はじめに
第一章 愛する人は黄泉の国へ
- 『古事記』『万葉集』の「死後」
萌え出づる人々
生きて死ぬ存在に
黄色の世界
「黄泉」には行きたくない
ヤマとトリ
歌が魂を鎮める
そして仏教がやってきた
第二章 地獄と極楽
- 『源氏物語』と浄土教という救い
阿弥陀さまのおひざもとへ
『往生要集』の衝撃
藤原道長からラブコール
地獄と極楽に出会う女たち
女性を救う教え
地獄に落ちた六条御息所
浮舟の救済
極楽往生はだれのため
第三章 女たちの「法華経」
- 和泉式部と『更級日記』、そして遊女たち
けしからぬ人
この暗き道を照らせ
よくわからないけど尊い
竜王の娘、男に変身する
来世よりいまでしょう
集団のエクスタシー
闇を生きる女たちの歌は
第四章 魂よ、よみがえれ
- 『蜻蛉日記』のミソギと物詣で
ミソギとハラエ
水を求める女
女の身体と水
「本音」の信仰
水辺の観音さま
物詣でというメンタルケア
観音さまの申し子
第五章 平安貴族たちの習俗と「道教」
- 王朝文字のスパイスとして
気がつけばそこに「道教」
実はそれも道教です
日本にも「仙人」がいた?
丑の刻参りのルーツ
公務員か、エスパーか
浮気に便利な陰陽道
鬼やらい
神さまに告げ口する虫
第六章 平安京を襲う御霊、物の怪
- 菅原道真と『源氏物語』『栄花物語』
怨霊の都
エリートの凋落
そして神になった
中関白家の亡霊
心の鬼
利用される物の怪
「生き霊」という悲しみ
物の怪には加持祈祷を
第七章 交じり合う神と仏
- 歌僧・西行と神仏習合のゆくえ
神と仏が棲む里
かたちをもちはじめる神
やさしい仏はいらない
桜に魂を浮かれさせる
憂いのない男の出家
歌は神仏に通じる
思へば神も仏なりけり
神々の下剋上
過激化する神への信仰
第八章 「念仏」を求めた武士たち
- 『平家物語』と法然のなみだ
奈良を焼いた男
極楽から遠く離れて
血で汚れた手
さすらう法然
悪人でも救われる
専修念仏フィーバー
逆境の念仏
「
第一章 愛する人は黄泉の国へ
- 『古事記』『万葉集』の「死後」
萌え出づる人々
生きて死ぬ存在に
黄色の世界
「黄泉」には行きたくない
ヤマとトリ
歌が魂を鎮める
そして仏教がやってきた
第二章 地獄と極楽
- 『源氏物語』と浄土教という救い
阿弥陀さまのおひざもとへ
『往生要集』の衝撃
藤原道長からラブコール
地獄と極楽に出会う女たち
女性を救う教え
地獄に落ちた六条御息所
浮舟の救済
極楽往生はだれのため
第三章 女たちの「法華経」
- 和泉式部と『更級日記』、そして遊女たち
けしからぬ人
この暗き道を照らせ
よくわからないけど尊い
竜王の娘、男に変身する
来世よりいまでしょう
集団のエクスタシー
闇を生きる女たちの歌は
第四章 魂よ、よみがえれ
- 『蜻蛉日記』のミソギと物詣で
ミソギとハラエ
水を求める女
女の身体と水
「本音」の信仰
水辺の観音さま
物詣でというメンタルケア
観音さまの申し子
第五章 平安貴族たちの習俗と「道教」
- 王朝文字のスパイスとして
気がつけばそこに「道教」
実はそれも道教です
日本にも「仙人」がいた?
丑の刻参りのルーツ
公務員か、エスパーか
浮気に便利な陰陽道
鬼やらい
神さまに告げ口する虫
第六章 平安京を襲う御霊、物の怪
- 菅原道真と『源氏物語』『栄花物語』
怨霊の都
エリートの凋落
そして神になった
中関白家の亡霊
心の鬼
利用される物の怪
「生き霊」という悲しみ
物の怪には加持祈祷を
第七章 交じり合う神と仏
- 歌僧・西行と神仏習合のゆくえ
神と仏が棲む里
かたちをもちはじめる神
やさしい仏はいらない
桜に魂を浮かれさせる
憂いのない男の出家
歌は神仏に通じる
思へば神も仏なりけり
神々の下剋上
過激化する神への信仰
第八章 「念仏」を求めた武士たち
- 『平家物語』と法然のなみだ
奈良を焼いた男
極楽から遠く離れて
血で汚れた手
さすらう法然
悪人でも救われる
専修念仏フィーバー
逆境の念仏
「