図解 特攻のすべて

価格
1,760円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 太平洋戦争下で行われた特攻作戦とはどのように着想され、どう実行されていったのか。その全貌を70以上のトピックスと160点以上の写真で解説。
ISBN:
978-4-634-15043-0
著者: 近現代史編纂会  平塚柾緒  森山康平  平塚敏克  水島吉隆 
刊行:
2013年7月
仕様: 菊5  ・  184ページ
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目次:
巻頭特集
 「特攻基地」を歩く
   知覧/鹿屋/串良/第一・第二国分/万世/指宿/宮崎

第1章 特攻はどう着想されたか
  1 真珠湾に散った潜水艦「決死隊」
  2 特攻ボート「震洋」が着想されるまで
  3 大西瀧治郎に特攻を進言した海軍中佐
  4 軍縮の抜け道から生まれた人間魚雷
  5 9種類の特攻兵器を考案した海軍首脳
  6 陸軍の特攻作戦開始の経緯
  7 海軍の特攻作戦開始の経緯
  8 「特攻」と個人的な体当たりの違い
  9 特攻を命じた大西中将の「真意」とは
  10 恐るべき着想「人間爆弾」の誕生
 ◉コラム
  人間爆弾「桜花」のテスト飛行失敗はスパイの罠だった?

第2章 特攻第1号「神風特別攻撃隊」の出撃
  11 大混乱のフィリピン防衛作戦
  12 日本軍、フィリピンの制空権を失う
  13 レイテ沖海戦で命運尽きた日本海軍
  14 大西司令官、体当たり戦法を進言
  15 特攻第1号はこうして編成された
  16 「神風特別攻撃隊」命名の由来とは?
  17 敷島隊。米護衛空母を撃沈
  18 特攻の戦果を伝えられた天皇の言葉
  19 陸軍でも特攻隊が編成される
  20 「万朶隊」、レイテ湾へ突入
  21 陸軍、8人乗り重爆撃機に特攻命令
  22 標的になった米空母で損害続出
  23 米海軍の"カミカゼ"対策
  24 続く特攻機と米機動部隊の死闘
  25 「旭日旗」、ルソン島侵略艦隊へ突入
  26 リンガエン湾を席巻したカミカゼ
  27 フィリピン特攻による米海軍の損害
  28 「体当たり」を毅然と拒否した搭乗員
  29 「敵前逃亡」した特攻司令官
  30 フィリピンに散った特攻隊員の数は?
 ◉コラム
  全員戦死の神雷部隊「野中一家」

第3章 硫黄島防衛戦と特攻
  31 米軍を待ち受ける硫黄島守備隊
  32 サイパンへ突入したゼロ戦決死隊
  33 硫黄島ではどんな戦いが行われたか?
  34 硫黄島支援の特攻作戦決まる
  35 第2御楯隊の出撃と戦闘
  36 硫黄島守備隊が見た特攻の瞬間
生還した特攻隊員の証言
  特攻隊員たちはいかに「志願」を決意し、出撃していったのか
◉コラム
  特攻隊員たちの献金がきっかけだった元祖「神風鉢巻」誕生秘話  
第4章 特攻作戦の拡大「沖縄特攻」
 第1節 前哨戦
  37 沖縄へ迫る米空母に体当たりの瞬間
  38 3人乗り爆撃機「梓隊」特攻の悲劇
  39 4日で327人が特攻死「九州沖航空戦」
  40 人間爆弾「桜花」出撃と隊長の苦悩
  41 上層部の特攻方針に抗議の声上がる
  42 米軍の沖縄上陸作戦始まる
 第2節 沖縄特攻の開始
  43 300機が出撃した4月6日の特攻
  44 「一億総特攻の魁」戦艦大和、沖縄へ
  45 人間爆弾、米駆逐艦を撃沈
  46 非情な命令「生きて帰るな」
  47 ついに練習機まで特攻に
  48 沖縄戦で出撃した特攻ボート
  49 沖縄守備軍、総攻撃で敗退
  50 空母従軍記者が見た特攻
 第3節 孤独な戦い
  51 ドイツの無条件降伏と日本
  52 400名の死者を出した米空母
  53 米軍が報復で特攻基地を空爆
  54 胴体着陸、斬り込みの「義烈空挺隊」
  55 特攻生還者はどう扱われたか
  56 沖縄守備軍、首里を放棄して島尻へ撤退
 第4節 最後の沖縄特攻とその結末
  57 陸海協同の特攻作戦終わる
  58 一億玉砕の本土決戦計画とは?
  59 それでも続けられた成算なき特攻
  60 指揮官自決、沖縄守備軍の最後
  61 終戦直前に特攻した練習用複葉機
  62 8月15日の特攻① 第4御楯隊
  63 8月15日の特攻② 司令官の特攻
◉コラム
  5回も特攻した「桜花」隊員の記録

第5章 桜花、回天……
  64 特攻兵器① 桜花
  65 特攻兵器② 回天
  66 特攻兵器③ 震洋
  67 特攻兵器④ マルレ
  68 特攻余話① シドニー港の甲標的
  69 特攻余話② B-29への特攻
特攻の母、鳥浜トメさんのこと
特攻隊員たちの「生」と「性」と「死」