支倉常長遣欧使節 もうひとつの遺産 その旅路と日本姓スペイン人たち

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1,760円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 慶長18年、石巻からイスパニアを目指した男たちがいた。「サムライの子孫」を誇りにする日本姓のスペイン人たちは、支倉使節団の「遺産」なのか…ロマンあふれる歴史エッセイ。
ISBN:
978-4-634-15042-3
著者: 太田尚樹 
刊行:
2013年8月
仕様: 四六判  ・  240ページ
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目次:
支倉使節団ローマへ
プロローグ
第1章 支倉使節団とは何か
  伊達政宗の南蛮交易構想  慶長三陸大地震に襲われた仙台藩
  罪人の子・支倉六衛門常長  政宗と家康の駆け引き
  支倉常長の肖像画

第2章 使節団の足跡を訪ねて - 月浦(石巻市)からローマまで
  宮城県石巻市・月浦  大波に揉まれる北太平洋
  メキシコ・アカプルコ  総督府メヒコ
  使節団、大西洋を見る  ハバナをへてイスパニアへ
  大航海時代に栄えた港町サン・ルーカル・デ・バラメダ
  使節団を迎えたスペイン無敵艦隊の提督  花の街・セビリア
  侍たちが滞在したアルカーサル宮殿  壮麗な伊達政宗の書状
  サムライたちも足を運んだサンタクルス歓楽街
  アンダルシアの平原、そしてコルドバへ
  ラ・マンチャの原野を往く  古都トレド
  イスパニア王国に謁見 マドリッド  ローマへの道
  バルセロナ  イタリア・ジェノヴァ  一行、ローマへ
  壮大なローマ入府式  サムライを見たローマ市民の驚き
  ローマに遺る足跡  「貴きてうす天道の御前において……」
  サムライたちのローマ七大寺巡り
  再びのイスパニア 
   - ロレト 支倉たちが過ごした修道院を訪ねて -

第3章 サムライの末裔伝説を追って
  セビリアでのあるできごと  コリア・デル・リオへ
  日本(ハポン)姓住民の不思議な特徴
  日本(ハポン)姓がハセクラ一行の末裔?
  なぜ日本(ハポン)姓になったのか
  ソモス・ハポネセス!(私たちは日本人だ)
  痕跡① 一七世紀の洗礼台帳  異端者の礼拝堂エルミータ
  電話帳からわかったこと  現地に残ったサムライはいたか
  帰国者名簿には一二名
  痕跡② 消去法から浮かぶ九名の未帰還者
  帰国五年後の裁判記録に日本人の名前
  スペインに残った理由に迫る  「残置謀者」説
  近年になって多様化した日本(ハポン)さんたちの職業
  サムライが苗字を捨てられたか  痕跡③ 苗床から育てる稲作
  コリア・デル・リオの漁業  彼らの食事風景
  痕跡④ 日本(ハポン)姓の子孫に伝わった日本語
  羽織袴を脱いだ支倉
  痕跡⑤ 日本(ハポン)姓の子供に見られる蒙古斑

第4章 コリア・デル・リオ、二〇一二
  遠い日本(ハポン)への想い  郷土史家ビルヒニ