闘諍と鎮魂の中世
闘諍と鎮魂が歴史に果たした役割を解き明かす
価格: |
2,420円 (税込)
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解説: | 平安中期から室町期における敗れし者たちの「闘諍」と「鎮魂」を,各人物の説話・伝承・伝記から能,狂言,歌舞伎などを通して探り,敗者の視点から時代を照射する。 |
ISBN: | 978-4-634-15006-5 |
著者: | |
刊行: |
2010年4月
|
仕様: | 四六判 ・ 212ページ |
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目次:
はじめに
第一章 王朝の鎮魂譜
源融
河原院の風流人
鎮魂世界の源融
関白基経との角逐
嵯峨源氏の嘆息
菅原道真
雷神道真の登場
和御魂への転身
「危殆の士」道真
道真の革新と挫折
平将門
伝説と生きる将門
坂東の怨霊
国司苛政と将門
鄙の反骨者
紫式部
才女の落魄
式部の往生
寒門貴族の娘
闘う式部
第二章 辟邪の武威
源頼光
鬼畜退治譚の頼光像
辟邪の武威の体現者
「極タル兵」頼光
源頼政
「鵺」と頼政武勇譚
「歌仙」頼政
大内守護の宿命
鎌倉権五郎景政
荒事の勇者
「御霊大明神」景政
在地武士の道理
武神の像
源為朝
『椿説弓張月』の語る為朝
為朝の琉球
「大魔縁」の予言
第三章 源平の相剋
悪七兵衛景清
謡曲のなかの景清像
謡蹟とその周辺
史実の景清
平家の軍事力
建礼門院と安徳帝
建礼門院と「小原御幸」
龍宮城と安徳帝
文治の改元と平氏の怨霊
安徳天皇即位と清盛
斎藤別当実盛
実盛の鎮魂譜
篠原合戦
実盛と義仲
東国武士団の諸相
佐藤継信・忠信 - 奥州の鎮魂
佐藤兄弟と謡曲「摂待」
佐藤継信と屋島合戦
奥州藤原氏と佐藤氏
奥州の鎮魂 - 奥州合戦を考える
曾我兄弟 - 「報恩」と「闘諍」の世界
「夜討曾我」と「小袖曾我」
『吾妻鏡』が語る曾我事件
曾我兄弟の来歴
反逆の系譜
曾我兄弟とその時代
第四章 華夷の闘諍
後鳥羽院 - 承久の怨念
隠岐配流の怨念
後鳥羽院の評伝
後鳥羽院の周辺
公武闘諍のさきがけ
護良親王 - 鎌倉流鏑の悲憤
鎌倉宮と護良親王
護良の怨霊
「華」と「夷」 - 建武政権の構想
護良親王について
両統迭立の時代
楠木正成 - 「忠義の鬼」
蘇る忠臣たち
楠木合戦の点と線 - 負けない敗れ方
楠木一族を考える
新田義興 - 神霊と大明神
浄瑠璃「神霊矢口渡」より
義興の奮戦と怨霊
新田一族について - 義貞から義興へ
東国の南北朝
小栗判官 - 亡魂の行方
浄瑠璃「小栗判官」
小栗氏の周辺
上杉禅秀の乱と小栗事件
関東の情況
第一章 王朝の鎮魂譜
源融
河原院の風流人
鎮魂世界の源融
関白基経との角逐
嵯峨源氏の嘆息
菅原道真
雷神道真の登場
和御魂への転身
「危殆の士」道真
道真の革新と挫折
平将門
伝説と生きる将門
坂東の怨霊
国司苛政と将門
鄙の反骨者
紫式部
才女の落魄
式部の往生
寒門貴族の娘
闘う式部
第二章 辟邪の武威
源頼光
鬼畜退治譚の頼光像
辟邪の武威の体現者
「極タル兵」頼光
源頼政
「鵺」と頼政武勇譚
「歌仙」頼政
大内守護の宿命
鎌倉権五郎景政
荒事の勇者
「御霊大明神」景政
在地武士の道理
武神の像
源為朝
『椿説弓張月』の語る為朝
為朝の琉球
「大魔縁」の予言
第三章 源平の相剋
悪七兵衛景清
謡曲のなかの景清像
謡蹟とその周辺
史実の景清
平家の軍事力
建礼門院と安徳帝
建礼門院と「小原御幸」
龍宮城と安徳帝
文治の改元と平氏の怨霊
安徳天皇即位と清盛
斎藤別当実盛
実盛の鎮魂譜
篠原合戦
実盛と義仲
東国武士団の諸相
佐藤継信・忠信 - 奥州の鎮魂
佐藤兄弟と謡曲「摂待」
佐藤継信と屋島合戦
奥州藤原氏と佐藤氏
奥州の鎮魂 - 奥州合戦を考える
曾我兄弟 - 「報恩」と「闘諍」の世界
「夜討曾我」と「小袖曾我」
『吾妻鏡』が語る曾我事件
曾我兄弟の来歴
反逆の系譜
曾我兄弟とその時代
第四章 華夷の闘諍
後鳥羽院 - 承久の怨念
隠岐配流の怨念
後鳥羽院の評伝
後鳥羽院の周辺
公武闘諍のさきがけ
護良親王 - 鎌倉流鏑の悲憤
鎌倉宮と護良親王
護良の怨霊
「華」と「夷」 - 建武政権の構想
護良親王について
両統迭立の時代
楠木正成 - 「忠義の鬼」
蘇る忠臣たち
楠木合戦の点と線 - 負けない敗れ方
楠木一族を考える
新田義興 - 神霊と大明神
浄瑠璃「神霊矢口渡」より
義興の奮戦と怨霊
新田一族について - 義貞から義興へ
東国の南北朝
小栗判官 - 亡魂の行方
浄瑠璃「小栗判官」
小栗氏の周辺
上杉禅秀の乱と小栗事件
関東の情況