天皇の思想 -闘う貴族北畠親房の思惑-
価格: |
1,980円 (税込)
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解説: | 代々続く北畠家。天皇を巧妙に操りながら政治に関与する武士北畠親房。南朝についた親房の思惑と天皇の関係を中心に描く。 |
ISBN: | 978-4-634-15004-1 |
著者: | |
刊行: |
2010年2月
|
仕様: | 四六判 ・ 272ページ |
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目次:
はじめに
第一章 北畠親房をあとづける
1 北畠家の顛末
2 大覚寺統へのひたすらな献身
3 苦難に満ちた親房の歩み
4 『建武年中行事』の世界
第二章 朝廷が君臨していたころ
1 摂関政治から院政へ
2 対抗者である武家政権の成立
3 九条兼実と源通親の抗争と貴族の秩序
4 誰もが従属した後鳥羽上皇の院政
5 順徳天皇の世界
第三章 九条道家の執政
1 道家政権の構造
2 天福の奏状を読む
3 天福の奏状を分析する
4 徳政を他の視座からも解釈する
5 九条道家が見つめたもの
6 道家政権の特質
第四章 後嵯峨上皇の院政への移行
1 天皇は誰が決めるのか
2 道家の失脚と死没
3 後嵯峨院政を支える人々
4 徳大寺実基の考え方
第五章 朝廷訴訟の構造を探る
1 文書にふれてみよう
2 院宣・綸旨の頻用と中級実務貴族の台頭
3 幕府訴訟の実力を確認する
4 鷹司兼平が台頭する
第六章 両統迭立期の朝廷の徳政とは
1 西園寺史観をおおいに疑う
2 幕府内の二つの潮流と霜月騒動
3 二つの皇統の臣下を比べる
4 持明院統の成長と充実
5 文保の和談と後醍醐天皇の登場
第七章 後醍醐天皇を再評価する
1 後醍醐天皇と後宇多上皇
2 伝奏を重視した後宇多上皇
3 「新しい」のか「古い」のか
4 実権の委譲の背後には
第八章 北畠親房を考える
1 親房は徳を重んじる
2 「積善の余慶」の援用と世襲の肯定
3 論理を転換させて南朝の苦難を支える
4 親房の最後の賭け
おわりに
あとがき
第一章 北畠親房をあとづける
1 北畠家の顛末
2 大覚寺統へのひたすらな献身
3 苦難に満ちた親房の歩み
4 『建武年中行事』の世界
第二章 朝廷が君臨していたころ
1 摂関政治から院政へ
2 対抗者である武家政権の成立
3 九条兼実と源通親の抗争と貴族の秩序
4 誰もが従属した後鳥羽上皇の院政
5 順徳天皇の世界
第三章 九条道家の執政
1 道家政権の構造
2 天福の奏状を読む
3 天福の奏状を分析する
4 徳政を他の視座からも解釈する
5 九条道家が見つめたもの
6 道家政権の特質
第四章 後嵯峨上皇の院政への移行
1 天皇は誰が決めるのか
2 道家の失脚と死没
3 後嵯峨院政を支える人々
4 徳大寺実基の考え方
第五章 朝廷訴訟の構造を探る
1 文書にふれてみよう
2 院宣・綸旨の頻用と中級実務貴族の台頭
3 幕府訴訟の実力を確認する
4 鷹司兼平が台頭する
第六章 両統迭立期の朝廷の徳政とは
1 西園寺史観をおおいに疑う
2 幕府内の二つの潮流と霜月騒動
3 二つの皇統の臣下を比べる
4 持明院統の成長と充実
5 文保の和談と後醍醐天皇の登場
第七章 後醍醐天皇を再評価する
1 後醍醐天皇と後宇多上皇
2 伝奏を重視した後宇多上皇
3 「新しい」のか「古い」のか
4 実権の委譲の背後には
第八章 北畠親房を考える
1 親房は徳を重んじる
2 「積善の余慶」の援用と世襲の肯定
3 論理を転換させて南朝の苦難を支える
4 親房の最後の賭け
おわりに
あとがき