世界史重要年代650記憶法 改訂版

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713円 (税込)
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解説: 世界史のキーポイントのひとつ、重要年代を暗記しやすいように七五調で表示。関連史実の解説もていねいに付す。
ISBN:
978-4-634-03104-3
著者: 内藤興亜 
刊行:
2006年12月
仕様: B6判  ・  200ページ
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目次:
1.紀元前
2.1~500年
3.501~1000年
4.1001~1500年
5.1501~1700年
6.1701~1800年
7.1801~1900年
8.1901~1950年
9.1951年  
メッセージ・あとがき:
まえがき
 世界史に限らず、歴史を学ぶ場合には、年代を憶えることはあまり重要なことではないかも知れない。しかし、一つの国だけの歴史ではなく、多くの国の歴史を学ぶ世界史の場合、同時代的な把握も必要となる。また、高校1~2年間で複雑な世界史を学ぶ場合には、核になる年代を知っておくことは便利なことだと思うし、実際、年代を知っていることは自分の歴史の記憶の中に釘を刺しておくような役目をすることであるかも知れない。
 今回、改訂版を出すにあたって、650項目の選出については、次のような点を留意した。初版本はどちらかというと大学の入試問題はあまり意識せず、世界史の学習で重要と思われるものを選んだが、ここ十数年間の主要約60大学の入試問題(センター試験も含む)を調査してくると、最も重要と思われる約300項目のうち、ほぼ9割は入試問題にも出されているが、残りの350項目については不一致のものが多く見られたので、より大学の入試問題の実情に合わせて選出しなおすことにした。
 ちなみに、ここ十数年間の主要約60大学の入試問題(センター試験も含む)に出された年代は約1400にわたる。そこで改訂版ではまずそれを出題回数の多い順に並べた。そして650項目の約9割を上から順に選び、残りの1割はそれとは関係なく、教科書から時代の節目になるような年代を選ぶことにした。
その結果、世界史Aが設けられたこととも関係あると思われるが、出題年代は19世紀以降が大変多く、19世紀が約23%、20世紀が約40%であったので、勢い改訂版でも、19・20世紀についての配分がほぼ同じになり、近現代の割合が非常に多くを占めるようになった。
 事項説明欄の記述もわかりやすくするよう再点検した。
 年代の記憶法はなるべくユーモアを交えるようにした。中には品のないものもあるかも知れないが、単純なものは何かをひっかけないと容易に憶えられない。例えば、4回にわたる中東戦争でも、「しばって(1948)、殺して(1956)、むなしく(1967)、涙かな(1973)」でOKである。
 年代ではないが、フランクリン=ローズヴェルト以後のアメリカ大統領も、大統領の最初の発音をとって、「ロートアイ、ケジニフォカレブクリキントン、ブー」(クリキントンはクリントンの調子づけ)でブッシュ大統領までたどれる。これも真面目に憶えようとすると、なかなか大変である。
 このように、自分でもいろいろ工夫して単純なものは要領よく憶えるようにしてほしい。
 なお「事項説明」に関しては、山川出版社の世界史教科書『詳説世界史』、同社出版の『世界史B用語集』『世界史小辞典』などを参考にさせていただいた。
2006年10月 編著者